杜を訪ねて

神社めぐりと出会った獅子・狛犬たちへの想いについて。また、時にはモノローグも。

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さがしてみよう 日本のかたち 3 神社 (おすすめ本)

本日はおすすめ本のご紹介です。

さがしてみよう 日本のかたち 3 神社
さがしてみよう日本のかたち〈3〉神社さがしてみよう日本のかたち〈3〉神社
(2002/12/01)
桑子 敏雄、日〓 貞夫 他

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こちらは山と渓谷社から出ているシリーズで現在8冊出ているようです。
私は神社の他に城と寺の巻も持っているのですが、どれも写真が多く載っていて、楽しめる本です。

本書の内容は前半が伊勢神宮、後半は全国の神社のそれぞれの建造物の形をご紹介しています。

昨年遷宮が行われた伊勢神宮は、昔からの形を1300年の長きにわたりそのまま継承して今に伝えている点で、本当に「日本のかたち」と言えると思います。

正殿は神明造の中でも唯一神明造と言われるものですが、シンプルですっきりとした形の社殿に、千木(ちぎ)と堅魚木(かつおぎ)がアクセントとなっていますね。

我々が見ることはできないのですが、社殿の中央に配される心の御柱(しんのみはしら)は実際に建物を支える柱としての役目をしているわけではないのですが、これも昔から続いているかたちと言えるのでしょう。

また社殿だけでなく、鳥居やそれ以外のところも厳選された檜を使って作られていますが、20年ごとの式年遷宮の際にはそれを撤下古材(てっかござい)として他の神社に使われ、受け継がれていくのも非常に素晴らしいことだと思います。



後半では、全国各地の神社からそれぞれの日本のかたちを紹介していますが、神社を代表する形といえばまず鳥居ではないでしょうか。地図記号にも使われている鳥居のマークは皆様にもおなじみのものだと思いますが、その鳥居も実に様々な形があります。ぜひ、町で見かけたらそれぞれの鳥居の違いを見比べてみるのも面白いでしょう。わたしは鳥居の美しさの一つが転び(ころび)にあるのかなと思っています。転びとは柱が上部に向かって真っすぐではなく少し内側に倒れる形で建てられていることを言います。転びのない鳥居もありますが、あのちょっと傾いているところに魅力を感じます。

そういえば、ゴミの不法投棄場所に鳥居の絵を書いたら捨てられるケースが減ったという話も聞きますし、鳥居のあの形というのは、神社=神様のいるところという意識を思い起こさせる形なのかもしれませんね。

神社巡りをしていても、GPSでもうすぐかなと思うと、目が鳥居かもしくは杜を探しています。



最近の神社は社殿を鉄筋コンクリートで作られるものも増えていますが、神社の大元となる自然信仰から考えると、自然からそのまま得られる木を使った方がしっくりくるのは私だけでしょうか。

神社建築は日本の自然や風土に合ったものであり、宮大工によってその「美」を受け継がれて来たものです。
これからも杜に守られた日本のかたちを残して行ってほしいと思います。





本日も皆様にとっていい一日となりますように。







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