杜を訪ねて

神社めぐりと出会った獅子・狛犬たちへの想いについて。また、時にはモノローグも。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

杜を訪ねて 心に残った狛犬さんベスト

今年もブログでいろいろな神社と狛犬さんをご紹介してきました。
本日は、そんな中で私が印象に残った狛犬さんを、今年のベストとして改めてご紹介します。


まずは江戸川区の 天祖神社の狛犬さん。
天祖神社(江戸川区南篠崎町)27 天祖神社(江戸川区南篠崎町)23
このカラーリングの凄さ!!
彩色された狛犬さんはいろいろ見てきて、基本的にあまり好みではないのですが、この子の自己主張の強さには脱帽しました。
この狛犬さんを彩色した方のセンス、ここまでくればあっぱれですね。まるでガンダム狛犬!!
この日の神社巡りの1社目でしたので、ゴング開始5秒でノックアウトを食らった心境でした。



次は同じく江戸川区の日枝神社の狛犬さん。
日枝神社(江戸川区谷河内)17  日枝神社(江戸川区谷河内)13
この子は思い出がありまして、以前に出会って非常に惹かれてiPod touch の壁紙にも使っていたのですが、どこで出会った狛犬さんかどうしても思い出せなかったんですよね。
神社巡りの中で偶然再開でき、しばらく「うわぁ、ここの子だったんだぁ。」とボーゼンとなっていました。

私が出会ってきた狛犬さんで印象に残っている子は、厳めしかったり、剽軽だったりするのですが、「女性的」な子というのはあまり遭遇しないので、余計に思い入れがあるのかもしれませんね。


最後に川崎市で出会った名人飯島喜六作の狛犬さん達
神明大神
神明大神(川崎市中原区中丸子)24  神明大神(川崎市中原区中丸子)19

駒林神社
駒林神社(横浜市港北区日吉本町)18  駒林神社(横浜市港北区日吉本町)13

鹿島田大神社
鹿嶋田大神社(幸区鹿嶋田)14 鹿嶋田大神社(幸区鹿嶋田)9

 
私は彫りのキレイさなどよりも、個性的で自己主張の強い子が好みなんですが、この狛犬さん達はやはり別格というか、凄みすら感じます。
柔らかい毛並みに包まれていて、その表情の豊さ、子狛まで一頭の獅子狛犬としてどこに出してもおかしくない子たちです。


今回、選に漏れた子たちの中にも、沢山のいい狛犬さんとの出会いがあった一年でした。

さて、来年はどんな子たちに会えるのか、今からワクワクしてます。





本日も皆様にとっていい1日となりますように。





スポンサーサイト

テーマ:今日のつぶやき - ジャンル:ブログ

神社・神話関係 | コメント:4 | トラックバック:0 |

狛犬誕生 (おすすめ本)

本日はおすすめ本のご紹介です。




狛犬誕生狛犬誕生
(2014/11/08)
塩見 一仁

商品詳細を見る


ある日、狛犬さん関連で何かいいものないかなぁとAma○onを見ていたら、「狛犬誕生」の文字に目が釘付けに。
解説には「本書は古代・中世以降の記録文学から江戸の古川柳に至るまで精査し、(中略)日本の狛犬研究に新しい視点を開拓した名著である。」
とあります。

うーん、惹かれるけど中も見てみたいなぁと思い、会社近くのジュンク堂に。パァッと見て、10分程悩み、思い切ってかねてより目をつけていたもう一冊の本と一緒に購入しました。その本については後日ご紹介します。



本書は副題に「神獣のルーツをたどる」とあるように、狛犬はどうやって生まれてきたのかの歴史が綴られています。

狛犬は古くは「高麗犬」とも書き、高麗(朝鮮半島にあった国)より伝来したと言われています。また、「獅子・狛犬」という呼び方もされ、獅子と狛犬は対をなす物として宮廷や神殿を守る神獣であったとされています。狛犬に対して唐獅子(中華料理店の店頭でよく見かけますね)という存在もあります。

ここでまず、獅子に着目するとこれはライオンのことであり、当然朝鮮や中国にはいない。で、そのルーツをたどると古代オリエントまで遡ることになります。

古代オリエントでは、王たちがライオンを神として崇めたり、狩りの対象としていて、神聖なものだったそうです。また、それは次第にエジプトの地で王座の脚にライオンの頭部の彫刻を施した獅子座という形になります。そして獅子が王の権威を示し、やがて王(神)の守護獣としての役割を与えられていくようになります。最古のライオン像はなんと期限前5800年頃のトルコの遺跡から発見された地母神の獅子像だそうです。

エジプトで王者の権威を象徴するものの一つにスフィンクスがありますが、これも人間の顔に獅子の体を持つ守護獣ですね。

その後、ミケーネ ヒッタイト アッシリアなどの文明にて、獅子の意匠をされた獅子門が見られるようになります。そして、ペルシャ帝国やアレクサンドロス大王により、西洋の文化がアジアに伝えられることとなります。

インドに伝えられた獅子は仏教と結びつくことで、西洋と同じように王の権威を示すと共に、仏法を守護するものとして更に広まっていきます。仏の座す所を獅子座と呼ぶようになり、その台座には獅子の彫刻が施されるようになります。

その後、シルクロードを通じ中国に渡った獅子は次第に台座から独立して仏の左右に侍すようになり、仏の守護獣としての色を濃くしていきます。このへんで、少しずつ今の狛犬のイメージに近くなってきたように思います。

秦・漢の時代になると帝王や王族の墓の鎮墓獣として馬や牛などの石像が作られるようになり、その中には獅子の他に桃抜(とうばつ)という有翼の神獣がありました。このうち一角のものを天禄(てんろく)二角のものを 辟邪(へきじゃ)といいます。この天禄と麒麟(きりん)は混同されているところもあるようです。

麒麟と言えば、キリンビールのあのマークを思い浮かべる方も多いと思いますが、私はウルトラマンに出てきた怪獣トドンゴを思い出してしまいます。

これらの石獣たちは鎮墓獣として数多く作られ、やがて六朝時代には参道に置かれるようになります。また、六朝時代には皇帝陵には麒麟、王侯墓には獅子という区別がありましたが、唐代は獅子が中心となり、次の宗代の工人が手掛けたものの一つが、あの東大寺南大門の狛犬となります。

やがて、獅子は仏教とともに朝鮮半島に浸透し、四体で一組となる石像の形で陵墓や寺院に見られるようになっていきます。この朝鮮半島の中の一国が高句麗、つまり高麗(こま)ということになります。


そして、遂に仏教伝来とほぼ同時期に獅子の意匠は日本にやって来ます。(やっと日本にたどり着いた~。)

法隆寺の壁画や仏具に獅子の造形が残されているそうですが、寺院などでは獅子は左右一対の形になっているそうで、それを考えると、これまでの流れの中で朝鮮半島だけが四体で一組になっているのがどういう理由なのか疑問が残ります。四神としての考え方なのでしょうか。


さて、ここまで獅子に注目してきましたが、肝心の狛犬はどうかというと、日本での最古の狛犬の記録はなんと平安初期の舞楽関係の文献だと言うのです。これは私もびっくりというか、本書での新たな発見でしたね。舞楽に用いられる楽具に狛犬の被り物があったそうで、挿し絵を見ると二人が一組となり、角のある被り物を被っているのをみると、獅子舞を連想します。この舞楽の家系に狛氏というのもあり、枕草子にも「高麗、唐土の楽して、獅子、狛犬、をどり舞ひ」とあるそうです。

この舞楽、左楽の唐楽と右楽の高麗楽が対になり、「獅子」と「狛犬」はしばしば対になって舞われたそうですが、狛犬楽の狛犬舞を右とする固定観念が、狛犬を右位置(神から見ての)にしたのではないかという点は非常に興味深いですね。

また、伎楽の獅子頭でも左右一対の獅子を区別するため、片方の獅子頭に角をつけたそうで、これは前に書いた天禄・辟邪に繋がり、獅子との対としての狛犬を形作っていったそうです。

平安時代の文献にある「狛犬」の記載には、他に天皇や后の御帳の鎮子(ちんし…御帳が風にあおられるのを防ぐおもり)として使われていたということで、ここでも守護獣としての役割を果たしていたそうです。


神社での狛犬についての文献では、徒然草にある有名な話(聖海上人が神殿に背を向けあって立つ獅子狛犬を見てさぞかし深いわけがあるのだろうと涙ぐみ、神官に理由を尋ねたところ、子供のいたずらですとあっさり元に戻してしまった)がありますが、この狛犬は参道の石造狛犬ではなく、木造の神殿狛犬であろうが、宮中から神社の社殿の子供の手の届く外側まで、狛犬が出てきたことが興味深いと述べられています。

そして時代が下り、江戸時代に入ると神社に鳥居や灯籠とともに狛犬が奉納されるようになり、狛犬がぐっと身近なものになってきます。


こちらは東京で最も古いといわれている目黒不動の狛犬さん(承応3年奉献)
21_20120131233849.jpg

23_20120131233848.jpg


本書には狛犬の川柳がいくつか紹介されているのですが、その中では「駒犬は膝もくずさぬ神の留守」という句がいいなぁと思いました。神の留守とは神無月のことで、神様が出雲に行って留守の時にも一生懸命お社を守っている姿がけなげでかわいいと思います。


さて、本書を読んで、今まで知らなかったことがいろいろと知ることができ大変参考になりました。このようにして狛犬さんは誕生してきたのですね。狛犬さん誕生の歴史を紐解く本として、ぜひご一読をおすすめします。



最後に、この下書きを書いていたある日、ツイッターでフォローの通知が来てどなたでしょうと見てみたらビックリ!!

なんとこの本の著者の塩見一仁氏からフォローをしていただいていました。

いやー、偶然というのはあるんですねぇ。
私のつたない文章力で、この本の魅力をどれほどお伝えできたか冷や汗ものですが、狛犬をより多くの方に知っていただく本をお出しくださいましたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。


おまけ(というか宣伝)
私のツイッターでは、毎日の記事のアップ情報を流しております。ほとんどはそのツイートですが、神社巡りに行った時には出発時につぶやいておりますので、もしよろしかったらポチッとフォローをお願いいたします。





本日も皆様にとっていい一日となりますように。










テーマ:お勧め - ジャンル:本・雑誌

神社・神話関係 | コメント:6 | トラックバック:0 |

神奈川県神社庁 さすがです。

このところ、神奈川県の神社のご紹介が続いていますが、その際に参考にさせていただいているのが、神奈川県神社庁のホームページ。

各記事の中でもご由緒・ご祭神などリンクをはらせていただいています。


ある日ツイッターを見ていたら、神奈川県神社庁にて日本神話を絵本にしたものを無料で配布されているとのこと。

無料!?


この世知辛い世の中で凄いなぁと思いつつ、ホームページから申し込みをしました。

そうしたら、届いたのがこちら。
神社庁1
お願いして、本当に即送っていただいたようで、恐縮しました。

絵柄も何となくほのぼのした感じで、親御さんが子供さんに読み聞かせするには、とてもおすすめの絵本です。


そして、もう一つ凄いなぁと思ったのが、こちら。
神社庁2

達筆ですよねぇ。

私自身、本当に悪筆で自分で書いた字が自分で読めないこともあるのです。
自虐ネタで象形文字ということもあるくらい字が下手なので、達筆な方は無条件に尊敬します。
実はこの辺に私がご朱印をやらない理由もあるのですが、この話はまた今度。

ということで、もうしばらく神奈川県神社庁のホームページにはお世話になります。
ということは11月の神社巡りは……。




本日も皆様にとっていい一日となりますように。








テーマ:今日のつぶやき - ジャンル:ブログ

神社・神話関係 | コメント:10 | トラックバック:0 |

大神社展に行ってきました

4月の神社めぐりの途中ですが、閑話休題。

昨日の12日、奥さんと上野の東京国立博物館で行われている大神社展にいってきました。
DSC01929.jpg

img010.jpg

最初は自分一人で行くつもりでしたが、国宝の七支刀(しちしとう)の展示が12日までということで、奥さんも一緒ということになりました。

残念ながら館内は撮影禁止(デジカメで撮ってた女の子が係りの人にメモリーを消されてましたね。)
それでも国宝・重要文化財の神宝がずらっと並んでいるのは壮観でした。


七支刀って実際に見てみると思ったより小さいという印象でした。
展示の為とは思うのですが、木の枠にはめ込まれた形で見せられたので何かイメージとは違う感じが強かったのかもしれません。人だかりがしていたので、やっと七支刀の展示だと気が付いたくらいです。


他の展示では神像が多かったのですが、最初の頃の神像はやはり仏教の影響を受けているように感じました。元来、神は形のあるものではなかったですからね。また、坐像がほとんどで(展示されていた中では)立像が少ないのが何か意味があるのだろうかと思いました。

各神社の縁起絵巻は俯瞰図として書かれたものが多かったのが、印象的でしたね。
古事記・日本書紀・延喜式神名帳は「おおーこれがっ!!」と感動しました。

他にもいろいろな展示がありましたが、私が一番魅かれたのはやはりこちら。
狛犬2

狛犬1
滋賀・若松神社からの平安時代の獅子・狛犬一対です。阿の何とも愛嬌のある顔、吽のおすまし顔。背中から見るとなめらかな曲線の中に流れるたてがみが表現されていて良かったです。
あちらこちらから眺めまわし、離れた場所からも「ほけらー」っとずっと見てました。

お土産コーナーでこのスタンプも見つけて購入いたしました。
狛犬3
ジンジャーグッズ(しょうがを使った商品)なんかもありましたね。


神社展を見終わって食事をしてから、湯島天神に長男の就職お守りをお返しに行き、お茶の水から帰ろうとしたら、前方に御神輿が。
DSC01932.jpg

神田明神の神田祭でした。
DSC01933.jpg

DSC01934.jpg

DSC01935.jpg

DSC01936.jpg

DSC01937.jpg

DSC01938.jpg

DSC01939.jpg

DSC01940.jpg

DSC01941.jpg

DSC01942.jpg

DSC01943.jpg

DSC01944.jpg

DSC01945.jpg

DSC01946.jpg

DSC01947.jpg

DSC01948.jpg

DSC01949.jpg

DSC01950.jpg

DSC01951.jpg

DSC01952.jpg

DSC01953.jpg

2年に1回のお祭りですが、2年前は震災の為自粛したので、4年ぶりとなったためか、だいぶ盛り上がっていました。



なんともアツイ1日でした。




本日も皆様にとっていい一日となりますように。





テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

神社・神話関係 | コメント:4 | トラックバック:0 |

ぎんぎつね

今回は少し趣向を変えて、ご紹介するのはウルトラジャンプに連載中の「ぎんぎつね」です。

いやー、最近神道系の本や時代小説を読んでいても暑さのせいか、なかなか頭に入らなくて、久々にこちらのコミックスを持ち出して再読しました。

こちらは、江戸時代から続く稲荷神社の15代目の娘「まこと」が人には見えない神使を見ることのできる力「神眼」を持ち、この神社の神使「ぎんたろう」とのふれあいを持ちながら成長していくストーリーの漫画です。

こちらのオススメポイントとしては、神使がいろいろと出てくること。「ぎんたろう」はお狐さまですが、それ以外にも亀・猿・兎・烏などなど、もちろん神獣としての狛犬さんも出てきます。わたしは出番は少ないもののやはり狛犬さんのペアが気に入っております。名前は「才丸」と「歌丸」です。
あと「まこと」のお父さんの「達夫」もひそかにオススメです。「達夫」は神社の宮司ですがムコ養子のため、神使を見ることができないのですが、飄々とした感じが、見習いたいものだなぁと思ってます。

ちなみに奥さんは「ぎんたろう」様が好みだそうです。

ストーリーのなかで神社についての基本なども盛り込まれていますので、気軽に読んでみられるといかがでしょうか?

コミック版が現在5巻まで出ております。

ちなみに表紙では「まこと」が巫女さんの姿ですが、けっして萌え~な内容ではございません(笑)



ぎんぎつね 1 (ヤングジャンプコミックス)ぎんぎつね 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2009/09/18)
落合 さより

商品詳細を見る

テーマ:オススメの本 - ジャンル:本・雑誌

神社・神話関係 | コメント:4 | トラックバック:0 |
| ホーム |次のページ>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。